今回は全国主要都市のオフィス賃料についてご紹介致します。
SANKO ESTATE
https://www.sanko-e.co.jp/data/city/other
岡山市では大規模ビルの賃料が高い傾向にあります。大規模ビルに限れば地方ではTOPクラスの賃料水準です。
追記
10月31日のデータでは大規模ビル賃料が大幅に上昇しています。
前回
13649円/坪 → 14300円/坪
岡山駅から離れているシンフォニービルでさえ1.54万円/坪と強気の設定で募集しており、大規模ビルの需要は年々高まっている様です。
大規模ビルワンフロア200坪以上
大型ビルワンフロア100〜200坪
中型ビル 50〜100坪
小型ビル20〜50坪
SANKO ESTATE
https://www.sanko-e.co.jp/download_file/view/10070/2359
また2018年の
岡山市空室率は3.11%
賃料坪単価は10447円
となった様です。
オフィスビルの新規供給はないとされていますが
・杜の街づくりプロジェクト
オフィス面積(予想)
約16000m2/4840坪
(ワンフロア600坪)
【出典:OHKホームページ】
https://www.ohk.co.jp/corporate/data/morinomachi_top/morinomachi/
・蕃山町1番地区市街地再開発事業
オフィス面積(予想)
約3000m2/900坪
・表町三丁目10番11番23番24番地区市街地再開発事業
オフィス面積(予想)
約2000m2/605坪
・岡山市北区駅前町
一部業務施設入居
などが計画されています。
一覧を見てみると杜の街づくりPJオフィス棟が全体の7割を占め、岡山市にとって大変重要なプロジェクトである事がわかります。
杜の街づくりプロジェクトは補助金や容積率緩和が無い中で、地方都市では必ずしも採算性が高いとは言えない大規模オフィスビルを建設しようとしています。
少し余談となりますが
NTTクレド岡山の収益や稼働率も公表されていましたのでご紹介致します。
プレミア投資法人決算説明資料
NTTクレド岡山(2018年11月〜2019年4月)
賃貸可能面積:10708m2
平均稼働率:88.9%
オフィスエリア稼働率:99.8%
商業エリア稼働率:84.8%
賃貸事業収益:2億6400万円
賃貸事業損益:3000万円
オフィスは高稼働率となっており、2018年8月に4階、2019年4月に6階の商業エリアをオフィス用途に転用しています。
岡山駅周辺はオフィスがほとんどない状況とされていましたが、表町方面のNTTクレドなども高稼働率が続いています。
最後になりますが、杜の街づくりPJに続く大規模オフィスビル開発が今後出てくるかが、岡山市の最重要課題となるでしょう。