今回は前回に引き続きパナソニック工場跡地についてご紹介いたします。
パナソニック工場跡地について面白い事がいくつかわかりました。
まず
①準工業地域である点
大型の商業施設(1万m2以上)は商業地域、隣接商業地域、準工業地域しか開発が出来ません。商業施設の用地募集(イオンモールやコストコ等)は商業地域、隣接商業地域、準工業地域のみを募集している場合がほとんどです。
②パナソニック岡山工場周辺は岡山市の新マスタープランで市街化区域及び地域拠点に設定されている。
仮に大型商業施設を申請した場合、岡山市はマスタープランに沿って許可する可能性が高い。以前噂があった岡山市中区のコストコ出店は岡山市が許可しなかった為、実現しなかったとされている。
③パナソニック側が跡地活用について迅速に対応している点
閉鎖発表から1ヶ月以内に跡地活用を岡山市に報告している。
④約8万m2の広大な敷地
政令指定都市で約8万m2の準工業地域及び市街化区域は滅多に出てきません。大型商業施設の理想的な出店用地といえます。
④複数の引き合いが既に来ている。
考えられる引き合い(活用方法)は
1.商業施設
2.大型の物流倉庫
3.住居(戸建て)
となるのではないでしょうか。
もしも全て住居となった場合、最低でも300戸近い分譲戸数にしないと元が取れない。岡山市中心部からも離れているので、完売するのは難しいでしょう。
ただし、パナソニックは全国の有休地を対象にスマートタウン構想を持っています。
商業施設であれば、大手が取得に動いても納得の立地。
パナソニック岡山工場跡地は岡山市内で最も化ける可能性が高い土地と言えるでしょう。